
2019-05-29
こんにちは!
鍼灸師の西川です。
最近めっきり暑い日が増えましたね。
急な気温の上昇になかなか体がついていかない時期。
こんな季節は、どうしても、
体調を崩したりしがちです。
意外と寝ちがえやぎっくり腰など、
体の疲れや痛みが急に出てきたりもします。
そんな季節におすすめしたいのが
はりとお灸です!
鍼やお灸と聞くと、
痛そうとか、熱そうとかいうイメージを持たれ、
敬遠されがちですが、
鍼やお灸にも色んな種類があります。
また、鍼やお灸の効果は、
肩こりや腰痛などの痛みやこりを和らげるだけではなく、
風邪や胃腸など内科的な疾患や、
自律神経失調症による不調、
生理痛など婦人科的な疾患、
不眠や耳鳴り、めまいなどといった様々な症状が適応となります。
実際、WHO(世界保健機構)では、
以下の49の疾患を適応疾患としています。
- 上気道疾患:慢性副鼻腔炎
- 呼吸器系疾患症状:扁桃摘出後疼痛、急性扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎、気管支喘息
- 眼の疾患:近視
- 口腔の疾患・症状:抜歯疼痛
- 内科疾患・症状:下痢、過敏性腸症候群、便秘、腎石疼痛、胆石、胆石疝痛、胆道回虫症、胆道ジオキネジー、狭心症を伴う虚血性心疾患、高血圧、低血圧、不整脈、白血球減少症
- 神経学的及び筋・骨格系疾患・症状:上顆炎(テニス肘)、頚部筋筋膜炎、頚椎炎、上腕肩甲関節周囲炎(肩関節周囲炎)、慢性関節リウマチ、変形性膝関節症、捻挫と打撲、頭痛、片頭痛、緊張性頭痛、坐骨神経痛、腰痛、ヘルペス後神経痛、三叉神経痛、遺尿症、尿失禁、尿閉、メニエール症候群、神経循環性無力症
- その他の疾患・症状:月経困難症、分娩の誘発、月経異常、女性不妊、男性不妊、インポテンス、肥満、片麻痺、うつ病、アルコール中毒、薬物中毒、術後疼痛
なんか色々と書いてありますが、
鍼灸治療は肩こりや腰痛だけじゃなく、
その他いろんな症状にも効果があり、
最近では美容鍼などいろんな可能性を秘めています。
ただ、はりやお灸と聞くと、
「痛そう」とか「熱そう」というイメージを持たれる方が多いですが、
実際に受けてみると意外とそうでもないんです。
初めての方におすすめなのが、痛くない鍼である「円皮鍼」
シール状の鍼で貼っていてもほとんど感じませんが、
持続的に刺激することで痛みを和らげます!

そして、熱くないお灸「ます温灸」
桐の箱の中にもぐさを入れて使います。
当院では炭状になったもぐさを使うため、
嫌な煙や臭いはほとんどなく、熱すぎず心地よい温かさです!
鍼やお灸に興味はあるけど、ちょっと抵抗がという方は、
手軽な痛くない鍼である「円皮鍼」、気持ち良くて熱くないお灸「ます温灸」から始めてみては(*^_^*)

