ストレートネックについて

「ストレートネック」とは、その名の通り、首の骨(頚椎)が真っすぐになり、首と頭が前に突き出しているような状態です。

本来、首の頚椎はゆるやかにカーブしていて、専門的に「前弯」と呼ばれています。頚椎はこのゆるやかなカーブをクッションのように利用することにより重い頭を受け止めています。「ストレートネック」はこのゆるやかなカーブが失われてしまった状態のことを指します。

カーブが失われてしまうと、頚椎のクッション機能が低下して、頭の重みが直に頚椎にかかってくることになります。

人間の頭は大変重いので、このクッション性の低下は非常に大きな負担を首に与えてしまいます。よって関節や筋肉に大きな負担がかかってしまいます。

このような筋肉、関節への負担が、痛みや重だるさ、不快感などのいわゆる「肩こり」となります。たかが肩こりと思って油断していると、こりや痛いだけでなく、頚椎の関節にはとても多くの神経が通っているので、頭の重みで関節と関節の隙間が縮まってくると、それらの神経が圧迫されて多くの症状が現れるようになります。

腕や手に向かう神経が圧迫されれば、手や腕がしびれるようになりますし、頭へ向かう神経が圧迫されれば頭痛がしたりめまいがしたり、顔がしびれたりします。さらに自律神経が圧迫されると自律神経失調症と言われるような種々の症状が現れるようになります。

ストレートネックがどうして起こるのかと言うと、生まれつきで先天的に起こるというわけでなく、普段の姿勢が大きく関連してきます。とりわけいけないのは、頭を前にたらした”うつむき姿勢”で頚椎にかかる頭の重みの負荷は、頭が2㎝前に出るだけで2倍になるとされています。

日々の生活で長時間にわたってこのような悪い姿勢をとっていると、頚椎に重みがのしかかり、だんだんカーブが失われて真っすぐになってしまいます。頚椎を垂らしてうつむいた姿勢をとるという事は、落ちようとする重い頭を頚椎が必死に支えている状態です。

スマホを使っている時や、デスクワークでパソコンを使っている時、読書やゲーム、家事をしてる時など、現代社会では首に負担のかかる姿勢をとる時̪シュチュエーションは多いです。

にしかわ鍼灸整骨院では、このストレートネックを、骨盤や背骨の矯正や猫背矯正、身体を支える筋肉であるインナーマッスルをつける楽トレを使って改善に導きます。肩こりや首こり、頭痛などでお困りで、根本的な原因であるストレートネックを治したい方は、お気軽にお問い合わせください。